30代・40代の男性女性の平均貯金額は?

30代・40代の男性女性の平均貯金額は?

こんにちは。ワンズ・ベスト スタッフの北爪です。
今回は、『30代・40代の男性女性の平均貯金額は?』についてです。
私の両親は、67歳になります。
65歳から年金を受け取り始め、夫婦で毎月22万円ほど受け取っています。
両親は、自営業共働きで過ごしてきたので、国民年金と国民年金基金を納めて、この年金額になります。
借金がなく、贅沢しなければ生活していける収入ですが、この年金、多少目減りしていますので、両親は不安も感じていました。
そこで、母は、パート勤めを始めました。
今まで自営業で外で働いたことはなかったのですが、好奇心もあり、週3回パートタイムで仕事をしています。
彼らが65歳から年金を受け取り始め、85歳で亡くなり、20年間年金を受け取るとした場合、トータルで、5280万円を受け取ることとなります。
多少の貯金もあり、保険も掛け続けているので、今後の入院費もまかなえるようです。
葬式代は、平均400万円と言われていますが、安価な葬儀サービスが増えている昨今、この葬儀代も現実的ではないようです。
せいぜい200万円といったところでしょうか?
結構古い営業手法ですが、老後の生活トータルで一人当たり1億円かかるなんて、保険会社は試算したパンフレットを見せてきますが、そうやって不安を煽り、保険を売ろうという戦略としか思えません。
未来のことなんて誰にもわからないからこそ、「備えあれば憂いなし」なのでしょうが、いくら何でもそこまでかからない、というのが現実のようです。
しかし、私の両親は、自分たちの年金と貯蓄額では、今後のことを考えると、若干足らない・・・というのは二人とも感じているようです。
私は、来月で42歳になります。
この歳になると、さすがに老後のことも気になってきます。
そうなると、両親の心配より、自分の心配をした方が良いですね・・・(笑)
そんな、老後が気にかかる今日この頃、では、私と同世代の老後の備えとしての貯蓄はどのようにしているのかが気になってきました。




そこで今回は、『30代・40代の男性女性の平均貯金額は?』についてをテーマにしようと思います。
今回の構成は、
①30代男性
②30代女性
③40代男性
④40代女性
の順番でそれぞれの平均貯蓄額を見ていこうと思います。

①30代男性平均貯金額
日本人全体の平均貯蓄額は、金融資産として、平均値で1,182万円(中央値400万円)
となります。金融資産ですから、銀行の貯金残高以外に保険や有価証券財政貯蓄、不動産等も含んだ合計です。
では、30代男性の平均貯蓄額は、どのようになっているのでしょうか?
30代独身男性の場合ですと、平均貯蓄額は、330万円ほどです。
ここからが興味深いのですが、男性は、30代40代関係なく、年収が1000万円以上の人ほど貯金ができない、言われています。
あったらあったで、使ってしまう方も多いのでしょうか?
仕事が忙しいということもありますし、「弁当男子」なんて言葉も流行ってきていますが、自炊をする男性は相変わらず少ないです。
そうなると、お昼夕食と外食ですませるとなると、1日に最低2,000円は出費があります。
それが1ヶ月で、6万円それに加え、男性はとにかく会社の飲み会が多かったり人付き合いがまい手のようにある人も多いはず。
こうなると、食費だけで簡単に10万円を突破してしまいます。
これでは、お金を貯めるのもハードルが高くなるのも納得できます。
では、30代男性の既婚者はどうなっているのでしょうか?
既婚者は、平均貯蓄額がなんと、600万円!家庭を持つと、先のことをしっかり考える人が多いのでしょうね。
さらに共働きの場合だと、家賃の負担は一人分浮きます。
そうなると、貯蓄額も増えていきますね。
貯金の行動自体も二人で行えるので、モチベーションも維持できます。
特に奥様からの監視もあるので、無駄使いもできなくなります。
結婚を予定しているカップルは、バラバラに住むより、早めに同棲した方が“結婚資金”も増えるのでしょうね。
また、副業をしている人も結構います。
今の時代、パソコン一つで家で副業ができる時代です。
週末だけでも行うことで、大きな貯蓄も可能です。
ユーチューブを観たり、他人のフェイスブックページを羨んでいる時間を“稼ぐ時間”に変える方も増えてきています。

②30代女性平均貯金額
30代独身女性の平均貯蓄額は、467万円です。
30代独身女性の平均年収は、282.9万円。
女性の社会進出も一般的になってきた昨今、バリバリ働いて稼いでいるイメージがありましたが、年収は意外と少なめです。
そんな中、平均で467万円も貯めているのですから、すごいですね!
30代女性の1/4が貯金ゼロと言われています。
理由としては、収入が少なく今を生きるのが必死であったり、収入がある程度あっても男性に好かれるために自己投資していたり、ストレス解消のために飲食、エステ、ショッピングになどの消費に回している方々もいます。
一方、この少ない年収の中でもなんとか貯金している人もちゃんといます。
平均貯蓄額は、月に4.5万円で、年間に直すと54万円となります。
自炊や副業で、節約をして工夫をしているようです。
貯蓄の計画としては、マイホーム、結婚資金、老後の病気などの備えとして貯蓄している、という将来型、趣味や独立などの夢のために貯めている夢実現型の女性も結構います。
塵も積もれば山となるで、コツコツと自動積立をして、日々節約して余ったお金は貯金する。
そしてたまには自分にご褒美をあげる。
そういう形で貯めているようです。
コツコツと、は、我々男よりも女性のほうが得意ですものね。

③40代男性平均貯蓄額
一般的にサラリーマンで過ごしてきた方が40代となると、役職もつき、責任、ストレスの見返りに、収入も増えてくるようです。
16年前の40代前半の男性の平均年収は、645万円ですが、今は、560万円にまで減っています。
16年前は、「一億総中流」の名残もありましたが、最近は、定職につかず、派遣で仕事をし続けたり、リストラされたり、様々な事情で経済的に苦しくなる人たちも増えています。
こういった事情が数字に表れているのでしょう。
近年、晩婚化が進み、男女共(かくいう私も含む)初婚年齢が30歳を超え、40代で結婚する人も増えてきました。
40代の男性はどのくらい“貯め込んで”いるのでしょうか?
40歳単身世帯で、平均が1153万円で、中央値は、600万円です。2人以上の世帯で、962万円です。
この数字、高いと感じる人も多いのではないでしょうか?
一部の“勝ち組”と言われている人たちが数千万、数億という金額を貯め込んでいるため、平均値が引き上げられているからです。
中央値は、単身世帯で、600万円、2人以上の世帯で640万円です。
こちらの数字の方が現実的のようですね。

④40代女性平均貯蓄額
女性の社会進出と共に男に頼らない生き方をあえて選び、「独身でいい」という方も増えているようです。
そうなると、これからも稼いで行かなくてはなりません。
40代独身女性の平均貯蓄額は、949万円です。
前述の30代独身女性の平均貯蓄額が、467万円だったので、大きく増やしていることがわかります。
40代に突入すると、平均年収では、比較的高いはずの40代独身男性の平均貯蓄額に近づいています。
インターネットで検索してみても、40代独身女性がどれくらい貯金をしているか、これを気にしている人が非常に多くいるようです。
これは、将来に対して金銭的に強い危機感を持っていることの表れのようです。限られた収入で貯蓄額を増やし続ける40代独身女性。
彼女たちは、どのようにして貯蓄しているのでしょうか?
1.家計管理・・・出ていくお金を減らしていけば、当然残るお金は増えていきます。そこをストイックに貯蓄に回しています。最近では、スマホで管理できるソフトで気の利いたものが出ていますので、そういったツールを活用しているようです。
2.副業・・・最近は、インターネットで、初期費用なしで副業ができるものがあります。アフィリエイト、タイピング代行など、そういったものを利用しているようです。
3.投資・・・今では、ネットで証券口座を開き、株やFXに投資している方も多いです。手数料も少額で、少ない額で投資できるので、こういったものを利用している人も多いようです。もちろん余裕資金で。




いかがでしたか?
20年ほど前はと比べて、今の時代は、いい意味でも悪い意味でも自由度が上がり、仕事の仕方、ライフスタイルも様々変化してきていることが分かりました。
昔ならば、男性は、定年まで正社員として、一つの会社に勤め続ける。
60歳を過ぎたら定年で第二の人生を過ごす。
でも、仕事以外なにもやったことがなくて、家でゴロゴロし、それを見かねた奥さんに捨てられる人も中にはいて・・・。
と、皆同じように人生を過ごし終えるテンプレートが出来ていたのです。
日本経済自体が右肩上がりの時代ならではのあり方だったのです。
多くの会社がある意味社員を養えてきたのですから。
「昔は良かった。今の時代はおかしい」
と団塊の世代の方々がよく口にしますが、昔の方が異常だったのではと、思えてなりません。
一方最近では、会社は社員を養うというよりも、成果を求める風潮が強まり、
「使えなければ、いざとなればクビ」
となります。
社員の側も会社に対する忠誠心も薄れ、男性女性関係なく、いい意味でも悪い意味でも個人主義を謳歌している風潮が強まってきてようですね。
自分のやりたいことにチャレンジできる土壌が整ってきているので、私個人の意見ではありますが、今の時代の方が良くなっている、と、感じます。
もちろんチャレンジですから失敗はつきものです。
ユニクロで有名なファーストリテイリングの柳井正会長の著書、「1勝9敗」ではありませんが、10回チャレンジして、1回成功すれば、御の字。
私も数々チャレンジして幾度となく失敗していますが、正直楽ではないですが、一度きりの人生。
80、90歳になり、気力も体力も失い
「あの時こうすればチャレンジできたのに、なんでやらなかったんだろう」
なんて思うことよりも失敗ばかりで貧しい暮らしを続ける方がまだマシだと考えています。
もちろん成功を目指して行動していますが・・・(笑)




実際、アメリカの統計で晩年の男女に調査したところ、
「やって失敗したことより、やれたのに、やらなかったことを全員が悔やんでいる」
ことがわかったそうです。
同様の調査を死刑囚にも行ったそうですが、偶然にも同じ結果となったそうです。
驚くべきことに、殺してしまったことよりも、やりたいことをやらなかったことを悔やんでいるというのです。
そこに人間の真理というのが見えてきたように感じます。
1人の人間の能力には、限界があり、できることは限られています。
自分のやりたいこと、ワクワクすることをやり続け人生を自分好みにデザインすることこそが豊かな人生なのでは、と思います。
その次に大切なのがお金です。
お金があれば、選択肢が増えるからです。
チャレンジし自己に投資することにお金を使って行こうと私は思います。
老後を恐れるあまり、使わないお金を溜め込み続ける人生は無意味です。
あの世には、お金を持っていけないのですから。
それに子供世代にお金で苦労させたくないからと、お金を遺してあげようという親心が仇となって、お金の多寡に関係なく、仲の良かった子供達が相続争いをするなんてこともままあります。
実際、母方の親類が相続で揉めているので、本当にお金は大事だと思います。
これは、真理です。
しかしもっと大事なのは、その貯めたお金をどう使うか、これが最も大切だと思います。
と、言うわけで、今回は、『30代・40代の男性女性の平均貯金額は?』についてでした。

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