20代・30代で癌になる確率と原因は?

20代・30代で癌になる確率と原因は?

こんにちは!ワンズ・ベスト スタッフの北爪です。

今回のテーマは、「20代・30代で癌になる確率と原因は?」についてです。

若くして癌に罹る。

生きていて、これほどの悲劇はそうそうないものです。

癌に罹る本人は、もちろん、親御さん、ご伴侶、お子さん、ご友人など、ご本人に近しい方々にとっても悲劇以外の何ものでもありません。

最近のニュースでも市川海老蔵さんの奥様である小林麻央さんが乳がんと闘病中であると、海老蔵さんがテレビを通じ記者会見でお話をされていました。



かなり進行していて抗がん剤を用い、手術をする方向で闘病を進めているそうです。

小林麻央さんのお命が助かるかどうか、こればかりは、まさに「神のみぞ知る」ではありますが、病状がどうあれ、私個人の感想としては、小林さんの病状が良くなっていただくことをお祈り申し上げるとともに、真央さんご本人はもちろん、海老蔵さんや彼女に近しい方々がマスコミによって晒し者にされている様が本当に気の毒に思えてなりません。

話題の人物の一大事を追求するのがマスコミの仕事であり、追いかけられ、晒し者にされるのは、有名人の宿命なのかもしれません。

「嫌ならば、一般人として生きればいいじゃないか」という意見もあるかと思います。

しかし一般人になったとしても過去有名人だった事実は消えることはないので、完全に一般人と化すことは不可能です。

ほんと、マスコミの皆様には、こういった事態になったら、快癒するまで放っておいてあげて欲しいし、そういった報道規制を設けることができないか、と、強く思います。

私の知人にも若くして癌に罹った人を数人知っています。

そのうちの一人は、20数年ぶりに偶然会った幼馴染の女性です。

彼女とは、ショッピングモールでバッタリ遭遇し、私から声をかけました。

彼女の方も驚いていましたが、お互いの近況を報告し合い、サバサバした性格の彼女は、隠すことなく凄まじい半生を語ってくれました。バツ2で3度目の結婚をし、5人の子供がいるという、ビッグダディも驚きの人生を過ごしているそうです。

そして、半年前に子宮癌を患い、手術をしたそうです。

そんな波乱に満ちた人生をたくましく生きている彼女がとてもカッコよく見え、自分の悩みなんて本当にちっぽけに思えました。
彼女と彼女の人生に感謝ですね。

それにしても、若くして癌に掛かるという残酷な試練をなぜ神様は与えるのか?
気になったので、今回のテーマは「20代・30代で癌になる確率と原因は?」です。

20代・30代で癌になる確率

日本人の死因ランキング上位3位は、1位が癌、2位が心疾患、3位が脳溢血だそうで、そのうち癌に掛かる確率は、今や3人に1人です。
各保険会社もCMで癌に関して手厚い補償を謳った商品を宣伝しています。
では、20代・30代で癌に罹る確率は、と言いますと、1000人に1人で、統計によると下の図のように
名称未設定
男女ともに50代になってようやく増えてきて65歳以上になって本格化するようです。
なお、生涯に癌にかかった場合の一番多い部位は・・・
【男性】
1位・・・前立腺
2位・・・肺
3位・・・膵臓
の順です。
ちなみに膵臓癌は、発見しづらく、発見されても末期の場合が多く、助からないケースが多いそうです。
アップルコンピューターの創業者の1人で、反感を買ってアップルから追い出されはしたものの、晩年に当時、落ち目だったアップルに出戻り、驚異的な業績のV字回復を実現し、その後、惜しまれながら他界されたスティーブ・ジョブズさんも膵臓癌でした。
【女性】
1位・・・乳房
2位・・・肺
3位・・・膵臓
の順です。
前出の小林麻央さんも乳癌ですし、去年から闘病のため芸能活動をお休みされている北斗晶さんも乳癌です。
若い女性限定で、子宮頸癌も増えています。

20代・30代で癌になる原因

専門家の意見も様々ですので、要因別にお伝えしてまいります。
①食生活
20代・30代で癌に罹る人の食生活はどのようなものなのでしょうか。
加工食品や糖分たっぷりの食事は大腸癌をはじめ様々な癌に罹るリスクが高まります。
大雑把に言うと、加工食品、飲酒、高塩分、野菜不足が挙げられます。
飲酒に関しては、お酒大好きな私も気になるとこではあります。
「酒は百薬の長」と言われていますが、この言葉には、続きがあり、誰が言ったのか「されど万病の元」という皮肉な下の句が続きます。
WHO(世界保健機関)によると、飲酒は、口腔・咽頭・肝臓・大腸・食道と女性の乳房の癌の原因になるとされています。
またアルコールそのものに発がん性があり、少量の飲酒で赤くなる体質の人は、要注意です。
昔は、「酒飲んで赤くなるのは、健康な証拠」とよく言われていたものでしたが、単なる迷信のようです。
そういった体質の人は、「2型アルデヒド脱水素酵素」という酵素の働きが弱く、飲酒が日常的になると、食道癌の原因となります。
補足ですが、ここで、“酔い”のメカニズムについてお伝えします。
アルコールは体内に入ると、アルデヒド脱水素酵素の働きによりアセドアルデヒドに変わります。
これが有毒な物質で、「悪酔い」の原因となります。
これを肝臓で酢酸に変えることで無毒化するわけですが、ここで、前出の「2型アルデヒド脱水素酵素」が活躍します。
多くの日本人は、この酵素の働きが弱いので、概して「日本人は酒が弱い」と言われる所以です。
そして、この酵素の働きが弱いと口腔・咽頭・肝臓・大腸・食道などの癌のリスクが高まります。
女性の乳癌(ごく稀ですが、男性も)に関しては、エタノール換算で10g(ビールだと250mlの相当)増加するたびに乳癌のリスクは、7.1%増加すると言われています。
大腸癌に関しては、エタノール換算で、50gで1.4倍リスクが高まるそうです。
・・・エタノール50gって、ビールに置き換えると、1250mlですからこんなに毎日飲む人は、少数なのではないでしょうか?飲酒というと、肝臓というイメージがありますが、肝臓癌の最大の原因は、C型、B型の肝炎ウィルスへの感染と肝硬変が原因で、その次に飲酒だそうです。
もちろん言うまでもなく、飲み過ぎは禁物ですけどね。
私も若い頃はバカ飲みしたものですが、最近はイイお酒を少々で十分になりました。
高塩分食は、日本人の胃癌の大きな原因とされてきました。
長野県は、昔から塩分の多い漬物をお茶うけとして日常的に食べる習慣が根強く、胃癌による死亡率が高い傾向にありました。
そこで、1960年代から県をあげて「薄味でも満足できる料理」を教える啓発活動が功を奏し、長野県は、癌の死亡率が全国でもトップクラスの低さを誇るようになりました。
野菜を食べないという食習慣も20代・30代で癌に罹るリスクを高めます。
繊維質不足で、大腸ガンに罹る人が増えています。
野菜は、たくさん食べた方が良いです。
では、1日にどの位食べると良いのか?厚生労働省は、1日350gの野菜を摂ることを推奨しています。
どの位の量なのかというと、プチトマト5個/ほうれん草3株/ニンジン中1/2本/キャベツ大きめの葉1枚/もやし少量パック1/2を食べれば350gになります。
それほど大変ではないようですね。
それでも普段から野菜を食べない方にとっては、大変かもしれません。
そういう方は、ジューサーやミキサーを使ってジュースにして飲むことをお勧めします。
バナナやリンゴなどの果物を一緒に入れて作ると結構イケます。
それとコンビニ弁当、冷凍食品などの加工食品やファストフードで日常的に食事を済ませるのはお勧めしません。
食中毒を防ぐために徹底的に保存料、防カビ剤、などの食品添加物が合法的にこれでもか!というくらい添加されています。それらには、発がん性物質が大量に含まれています。
つまり、食品メーカーや飲食店の本音は、食中毒は怖いけど、何年後、何十年後にお客さんが癌に罹ろうと知ったこっちゃない、ということに思えてなりません。
そもそもの食べ過ぎというのも考えものです。
昔から「腹八分目」が良しとされている考え方も癌の予防に有効なようです。
“癌”この漢字もそんなメッセージを伝えているようです。
この漢字、分解すると、「品」「山」「やまいだれ」で構成されています。
まるで、『多くのものを山ほど食べると病(癌)になる』と、伝えているように思えてなりません。
食べる量をほどほどにすると、ダイエットにもなり、見た目も良くなるので、オススメです。




②生活習慣
運動不足も癌の原因です。
西洋の諺に「2本の足は2人の医者」というものがありますが、軽い運動は、欠かせません。
激しい運動は、活性酸素を増やすので、逆効果ですし、そんなに時間も取れないでしょうし、すぐに挫折してしまいます。
軽く汗をかく程度で十分です。
エスカレーターやエレベーターに頼りっきりでしたら、階段に変えてみる、一駅多く歩いてみるというのもうおすすめです。ストレスの解消にもなりますよ。
喫煙も、癌の原因です。
男性で40%、女性で5%は喫煙が原因であると言われています。
愛煙家の方にとっては、「禁煙のストレスの方が癌の原因になる!!」と反論を頂きそうですが、喫煙は、本人だけの問題だけではありません。
副流煙のより、タバコを吸わない周りの人にも肺癌などの健康被害をもたらしてしまうので、もし、あなたが、タバコをやめるべきか迷っていらっしゃるのならば、やめるべきです。
続いてストレスです。
これも様々議論があるようです。
「病は氣から」という諺もあります。
実際、アメリカの医療研究によると、9割の病気は、心が原因で引き起こされている、と結論付けているそうです。少なくとも無視できない要因であることは間違いないです。ストレスと一言で言っても、大きく分けて精神的ストレスと肉体的ストレスがあります。
それぞれのストレスがどのような働きで病気を引き起こすかを見ていきましょう。
③精神的ストレス
精神的ストレスによって、免疫力が低下します。
免疫が低下すると、本来癌細胞を破壊してくれるはずのNK(ナチュラルキラー)細胞の働きが弱まり、癌の進行が抑えられなくなりますし、様々な細菌、ウィルスの体内への侵入を許してしまうことにもなります。
④肉体的ストレス
過労、喫煙、夜更かし、睡眠不足・・・こういった肉体的ストレスも、癌に罹るリスクを高めます。
肉体的ストレスは、「活性酸素」の増加につながります。
活性酸素は、誰しも発生していますが、増えすぎてしまうと、様々な“悪さ”をしてくれます。
臓器の劣化やDNAの損傷を引き起こします。
傷ついたDNAが正常の細胞分裂ができなくなり、細胞がミスプリントを起こします。
これが癌化した細胞となります。
過剰な精神的、肉体的、ストレスは、非常に有害であるということがわかりました。
では、どうすればそれらのストレスを軽減できるのでしょうか?
仕事に追われ、仕事に行って、帰ったら寝るだけの生活を過ごしているとしたら、要注意です。
空いている時間で、趣味や軽い運動、アウトドアなど、自分が仕事以外に熱中できることを探してみてはいかがでしょうか?「自分が楽しめること」は何か、自問自答してみることから始めてみてはいかがでしょうか?
最後に遺伝で、癌になるのか?に関してお話しします。
よく「親父も爺ちゃんも癌で死んだから俺ん家は、癌家系なんだ」なんてよく耳にします。
しかし、癌は、ほとんどが後天的な病で、遺伝が原因で、癌になる確率は、1%もありません。
逆に言えば、今までの自分の人生の過ごし方次第で、かなり高い確率で癌は防げるということです。
信憑性の低い遺伝での癌の可能性を嘆くよりも、食べているものを気を付けているか、食べ過ぎ、ストレス、運動不足・・・それらに心当たりがないか、癌が気になる方は、一度見直してみてくださいね。




※「20代・30代で癌になる確率と原因」をまとめると、このようになります。
・20代・30代で癌になる確率は、1000人に1人と極めて低い
・コンビニ弁当やファストフードで食事を済ませない
・食生活、飲みすぎ、食べ過ぎ、塩分の摂りすぎは病を招く
・繊維不足を補うため、野菜を食べるようにしましょう
・運動不足解消に少しだけ体を動かす習慣を取り入れましょう
・喫煙は、やめたほうがいい
・ストレス対策もしましょう
・「癌家系」はあてにならない

ということで、「20代・30代で癌になる確率と原因は?」についてでした。

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