
カーシェアリングのメリットとデメリット
ワンズ・ベストの川田です。
今日は、今話題のカーシェアリングのメリットとデメリットついてです。
最近、カーシェアリングに限らず、いろいろなものをシェアして、経済効果を上げるというアイデアありますね。
ルームシェア、タイムシェア、ワークシェア・・・etc
確かに全く使っていない時に、他の人が使い、そこで金銭が発生すれば、メリットが大きいような気がします。
そこで、今回はカーシェアリングについて。
そもそもカーシェアリングとは・・・利用者として登録した会員に対して自動車を貸し出しするシステムで、レンタカーと比べて短時間で借りることができるとのことで、10分単位から借りることができる新しいシステムです。
ヨーロッパが発祥の地らしいですが、日本ではごく短時間の利用目的で使用されているみたいです。
調べてみたところ、カーシェアリングの大手4社がヒットしました。
・ タイムズカープラス
・ オリッックスカーシェア
・ カレコ・カーシェアリングクラブhttps://www.careco.jp
・ アース・カーhttp://www.earthcar.co.jp
現時点では、タイムズカープラスが圧倒的に強いようですが、それぞれの会社も他社よりいいとされる強みがあるようです。
タイムズの駐車場の一角をそのままステーションにできるので、タイムズの駐車場がある所は今後どんどんステーションが増えていくようです。
ただ、カーシェアリングの車をみてみると、コンパクトカーが多いようですね。ワンボックスタイプの車もあるようですが、圧倒的に軽自動車〜1500cc、大きくても1800ccくらいの車が多いようです。
中には高級外車を扱っている会社もあるようでが・・・
今回はカーシェアリングのメリット・デメリットについてですので、自己所有・レンタカーと比較して、書いてみます。
まずは、経済面。
自己所有の場合は、まず、当たり前ですが車の購入費用、現金もしくはローンでの支払いが発生します。
それから、自動車税、ガソリン代、オイル交換、その他メンテナンス費用、保険・・・がかかりますね。
仮にタイムズカーシェアのホームページに自己所有とレンタカーと比較したサイトがありました。
http://timescar.jp/plus/
これをみると、車種がデミオ・プリウスクラスの場合、1ヶ月に80時間以上乗るのであれば自家用車の方がメリットがあります。
カーシェアリングとレンタカーの場合は1日以上借りるのであれば、レンタカーの方がメリットがあります。
経済的な部分をまとめると・・・
1ヶ月に80時間未満で、1日の使用時間が12時間未満しか乗らないのであれば、カーシェアリングの方がメリットがありそうです。
タイムズの場合、15分単位206円〜借りられるようで、ガソリン・保険料も込み。
初期費用はカード発行費用の1550円のみで、個人会員の場合は、毎月1030円かかります。が、1030円分の無料利用券が付いてくるので、1ヶ月に1時間15分以上乗れば、元が取れてしまいます。
ちなみに法人・学生の場合は、月会費は0円。初期費用の1550円だったら登録して会員になっておいても損はなさそうです。
ただし、長時間のレンタル、1ヶ月の利用時間が80時間以上になるのであれば、自家用の方が経済的には得になる可能性があります。
と言っても、1ヶ月に80時間ということは、土日だけ乗ったと仮定して、毎週の土日合わせて16〜20時間乗ることになります。
都内に住んでいらっしゃる方で、毎週土日に16時間以上車に乗ることはあまりないような気がしますね。
短時間の使用・荷物を運ぶ・買いもの・短時間の食事等の程度の使用ならメリット大!
経済面だけ考えればカーシェアリングが断然メリットが大きいでしょうね。
なんだか、タイムズのカーシェアリングの宣伝みたいになってしまっていますが・・・
でも、よく調べるみると、経済的メリットは大きく、経済的なデメリットはないですね。
次に利便性は?
自家用車であれば、自分の好きな時にいつでも乗れるし、時間も気にしなくていいし、返却時間も気にすることはありません。
レンタカーの場合は、営業時間内の返却しなければならないため、借りる時間と返却の時間に注意する必要があります。ただし、同じ系列のレンタカーショップがあれば、借りた場所以外の場所で返却することが可能です。
カーシェアリングの場合は、出庫したところに必ず返さなければなりませんが、駐車場に置いてあるため、出庫時間が営業時間内等の制限を受けません。
いつでも出庫でき、いつでも返却できます。
カーシェアリングは経済的メリットは一番高いと思いますが、利便性についてはデメリットというより、使用目的で選び方をかえる、ということでしょうね。
やはり利便性は自家用が一番気が楽ですよね。
気を使わなくて済みますし、ただ、経済的メリットは少ないですね。
都内の場合、駐車場を遠くに借りなければならず、かえって不便。
もし、目の前にカーシェアリングの駐車場があれば、その方が便利ですよね。
この場合、経済的メリットのみならず、時間の節約というメリットにもつながります。
昔は無理して車を購入し、歩いて数分のところに駐車場を借りて、車より駐車場代の方が高いのではないか?と笑われている人もたくさんいましたね。(私の友人)
見栄はって、外車に乗ったはいいが、数キロ走ると止まってしまい、修理代と駐車場代で膨大な金額を払っている人もいました。(私の友人)
価値観も変わり、車は移動の手段ととらえる方が増えたこと、さらに社会的状況が消費者のニーズを変えたことにより、カーシェアリングが脚光を浴びているのだと思います。
私も以前、都内のアパートに住んでいた頃、徒歩数分のところで駐車場を借りましたが、自宅の目の前にある利便性から考えたらやはりちょっと不便でした。
それなら、近くにカーシェアリング駐車場があれば、間違いなく利用していたと思います。
あっ、バブルの時の価値観だと、その感覚にならなかったかもしれませんが・・・
メンテナンスにおいては
自家用は自分で管理しなければなりませんが、レンタカー、カーシェアリングともこちらが管理することはありません。
レンタカーの場合はガソリンを満タンにして返却しなければなりませんが、カーシェアリングの場合は、ガソリン代の負担はありません。
ガソリンがなくなったら、車内に設置してある給油カードで給油できます。
さらに、ガソリンを入れてくれた場合には15分間の料金割引があるとか。
カーシェアリングのメンテナンスは、月2回係の人が定期巡回をし、洗車等もする様です。
あとは、半年の1度の法定整備を行うとのこと。
点検の回数は明らかにレンタカー、カーシェアリングが安心な気がしますね。
自家用の場合、なかなか点検に行かなかったり、掃除や洗車をめんどくさがったり、月2回定期巡回には到底及ばないでしょうね。
ただ、車が大好きで、毎日掃除と洗車してる人もいますので、なんとも言えませんが・・・
やはりメンテナンスにおいても、カーシェアリングはメリットが大きいですね。
では、カーシェアリングの注意点、これをデメリットといっていいかどうか微妙ですが・・・
自家用と違い、保険の内容を理解しておかないといけません。
どうやら、会員の方以外の人が運転して事故を起こした場合は、保険対象外になるようです。
それから、ベットの同乗もNG。
タバコ吸ったところを発見されたり、タバコを吸った事実が判明した場合は会員資格が取り消されるようです。
やはり、共有で使用するものですので、それなりの気遣いが必要ですね。
ペット好きの方、タバコ好きの方にとっては、このカーシェアリングのシステムはデメリットとなるでしょうね。
あとは、返却の時間に間に合わなかった場合は?
返却時間内に会社に遅れる旨の連絡をして、延長手続きを取る必要がありませう。
返却時間を過ぎてからの延長手続きはペナルティとなり、倍の延長料金がかかるとのこと。
ただし、すでに次の方の予約が入っており、延長できない場合も同様で、返却時間の前に会社に連絡をして、遅れる旨の説明が必要です。
私は、返却時間の遅れが一番気になりました。
やはり都内は車で移動した場合、時間が読めないことが多いからです。
予定している時間を大幅に遅れた場合の遅延料金が気になり、運転に支障を来すことのないよう注意しないとですね。
これも、時間制限等イレギュラーな対応を迫られた場合、心のゆとりもなくなりますので、この部分もカーシェアリングのデメリットと言えるでしょう。
その他・・・
自家用は自分の好きな車を購入できます。
私は、世代的に好きな車に乗りたいという希望が強いかもしれません。
できることなら、セダン、スポーツカー、ワンボックスタイプと用途によって使い分けて、家族でそれぞれ所有する、というのが理想ですでね。
昔は高級外車に憧れましたが、今は、レクサスがいいですね。スポーツカーだけはドイツかイタリアあたりの車で、ワンボックスはアルファードあたり・・・
希望ですが・・・(笑)
レンタカーは気に入った車に乗りたければ、それなりのお金を払えば乗れます。
ただ、レンタカーは「わ」ナンバーと「れ」ナンバーがあり、レンタカーとすぐ分かってしまいますので、頑張って高級車に乗ってるけど、レンタカーじゃん!って思われると恥ずかしい・・・と思ってしまうのは私だけでしょうか・・・(苦笑)
カーシェアリングの場合はコンパクトカーが多いので、あくまでも移動の為に使用する、といった感じでしょうか。
カーシェアリングは、車で通勤、通学をする、といった方には向かないですが、都心で駐車料金が高いところで車を所有し、しかも1ヶ月に10時間も乗らない・・・という方、都内にはとても多いのではないでしょうか?
都内だと車のローンより、駐車場代等で維持費が田舎の数倍かかりますので、車に乗りたいけど諦めていた方にはとてもいいシステムだと思います。
ただ、やはり人と共有するものですから、ルールをしっかり守り、次の人が気持ちよく使えるように気遣いが必要だと思います。
計画的に使用することで今まで生活の幅が増え、大きなメリットが生まれそうですね。
ということで、カーシェアリングのメリットとデメリットでした。