お金持ちは質素で倹約家!?

お金持ちは質素で倹約家!?

こんにちは。
ワンズベスト スタッフの北爪です。

今回は、「お金持ちは質素で倹約家!?」というテーマで書いてみたいと思います。

今年もあとわずか。お正月、初詣、旅行など・・・楽しいイベントが目白押しですね。
楽しいのはいいのですが、恋人や家族とちょっと高いレストランで食事したり、子供にプレゼントを買ってあげたり、お正月に親戚への挨拶回りで、子供達にお年玉をあげたりと、出費も同時にかさみますよね?
子供さんの学費がこれからかかるご家庭では、浪費せず、質素にといきたいところですが、お金がどうしても出て行くことは避けられないこの年末年始、「お金がもっとあったらな〜」とか、「私が金持ちだったらな〜」とか、お金持ちを羨んだりしませんか?
私は個人的にすごくそう思います(笑)。
では、お金持ちと言われる人たちは、お金の付き合い方、という意味で、我々とどう違うのでしょうか。
もしかしたら、お金持ちの習慣があり、それがとても簡単にあなたの生活に取り入れられるとしたら、いかがでしょう。


お金持ちというと、一般的には、テレビなどで豪邸や高級外車を自慢する芸能人を連想される方も多いと思いますが、私がお金持ちで連想するのは、伊丹十三監督の映画「マルサの女」で、劇中のとある金持ちがお金に関する自分の考えを語る有名なシーンです。
彼は、コップを取り出し、お金をコップに注がれる水にたとえて、“水がいっぱいに溜まっても、自分たちは飲まない(使わない)。
溢れてこぼれてきたらその水だけをすする”と。
まさにお金持ち=ケチ(質素)を象徴したシーンだと感じました。
一方で先ほど例として挙げた、テレビで金持ち自慢する芸能人では、だいぶ“お金持ち像”が違います。
どちらがお金持ちとして認めるのにふさわしい人たちなのでしょうか?
そして、もし、私の連想したケチ(質素)な“お金持ち像”が正しいとしたら、全員が全員ケチ(質素)なのでしょうか?
“ケチ(質素)”というと聞こえが悪いので、「倹約家」と言い換えますが、現実のお金持ちと言われている人たちは、質素で倹約家なのでしょうか?

ここまでお話ししてきて、気になったのが、よく考えたら、お金持ちって、そもそもどんな人達なのか?個人的にも、いくらあったらお金持ちなのでしょうか。
野村総合研究所によると、お金持ちは、資産の保有額で5つのクラスで分けられていました。
・超富裕層:純金融資産(預貯金、債権、株式、現金、小切手などをすべて合わせたもの)が5億円以上の人たち
・富裕層:純金融資産が1億円以上5億円未満の人たち
・準富裕層:純金融資産が5000万円以上1億円未満の人たち
・アッパーマス層:純金融資産が3000万円以上5000万円人たち
・マス層:純金融資産が3000万円未満の人たち
と、分類されていました。
こう見ていくと、お金持ちは、大きく2種類の人種に分けられます。
それは、成金と本当のお金持ちです。言い換えれば、お金を稼いだだけの人か、
そのお金を減らすことなく、増やし続け資産として保有しつつけている人かの違いです。
まず、成金と言われる人たちと本当のお金持ちの違いは、収入の多寡では意外と測れません。
お金の使い方が違います。
成金の人たちは、冒頭の金持ち自慢の芸能人や急に儲かるようになった事業主や宝くじなどで突然高額当選した人たちが多いようです。
もちろん全員ではありません。
彼らは、お金が入ると、お決まりのコースのように、車はベンツ、時計はロレックス、カバンはルイ・ヴィトンを身につけ、住むのはタワーマンションというお金の使い方を好む傾向があります。
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その証拠に、1980年代後半の日本のバブル全盛期では高級品、贅沢品、高額の不動産物件が飛ぶように売れ、最近の中国でも同じような現象が起こっていのをニュース等で目にします。
彼らは、なぜそういう浪費に走るのでしょうか?
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彼らは、お金が好きなのではなく、自分の欲のために、“お金持ちだとまわりから思われ、かっこいいと言われたい”ためにお金を使う傾向が強いようです。
また宝くじで突然高額当選した人たちがその後、悲惨な体験をするという話は、テレビでも時折見かけます。
宝くじに当たって、質素に暮らし、運用をしっかり行い、お金がさらに増え、幸せに暮らしていればいいのですが、1億円当選して、数年後に1億円の借金をしてしまった、最悪なのは、お金目当ての知人に殺されてしまったなど、お金によって不幸になる話は、後を絶ちません。
こういう話を聞くと、お金は悪なのか?とか、お金は悪いものなのだ!という論調になる方もいるかもしれませんが、私は全くそうは思いません。
缶コーヒー1本、ガソリン1リットルでもお金がなければ手に入らないのですから、なんとも便利な文明の利器です。
ですので、お金に罪はなく、偏ったお金を使う人間の側に100%責任があるといえます。
そもそもお金は人間が発明した経済活動のための道具に過ぎません。
さて、本当のお金持ちと言われる人たちは、お金とどのように付き合っているのでしょうか?

「本当のお金持ちの習慣」と検索してみました。
すると、たくさん出てきました・・・(参考までに)

お金持ちになれる人、なれない人。決定的に違う「10の習慣」

とにかくたくさんのサイトが存在していましたが、表現は違いますが、要素としては、重複しており、本当のお金持ちは、以下のような習慣を持つ人たちであるということが分かりました。

①無駄なものにお金を使わず質素な生活を心がけている→質素な倹約家であることは、お金持ちになる人、すでにお金持ちの人たちは、例外なく共通していました。
そして、たとえ些細な出費でも本当に必要かどうかを考えて使っているようです。質素倹約を美徳とみなす人が多いようですね。
例えば、誰でもできる簡単な習慣として、コンビニに行って、つい癖で缶コーヒーを買って飲んでいるとしたら、それをやめてみる、というのもいいかもしれませんね。この習慣を続ければ、缶コーヒー一本が120円だとして、毎朝買っていれば、月間で、4800円、年間で、6万円近くの金額の節約となります。他には、大して読まないのに定期購読している新聞、ほぼ使っていないのに、毎月課金される、携帯電話のゲームアプリなどをやめるなど、ほんのちょっと質素な習慣を取り入れてみると、年間で、20〜30万円の節約が十分可能です。

②お金を増やすために、自分の勉強に投資している→時代は常に移り変わっています。
例えば、弁護士・・・最近までは、花形の職業で、弁護士=お金持ちというイメージでした。
もちろん今もしっかり稼げている弁護士さんもたくさんいらっしゃると思いますが、“司法試験が難しすぎる、何年も浪人しなくてはならない”などの理由で政府が規制緩和し、法科大学院が全国にでき、司法試験を突破する人たちが増えてきました。
しかし、せっかく司法試験を合格し、一年の司法修習生を終えたのに、弁護士事務所に就職できない“弁護士資格だけ持っている人”があぶれてしまいました。
将来的には、タクシードライバーや、トラックの運転手が稼げない職業となる可能性が高いようです。
と申しますのは、昨今、ブレーキとアクセルを踏み間違えることで運転者自身や巻き添えを食らった歩行者が死傷する事故が頻繁にニュースなどで見かけますが、大きな社会問題となっています。
そこで、大手自動車メーカーはこぞって自動運転システムを開発し、商品化を急いでいます。
そうなれば、自動運転システムを搭載した時自動車のシェアが急激に広がる可能性は高く、人間の運転手が大幅に必要なくなる時代が将来やってきて、彼らの多くが失業してしまうのではないでしょうか?かといってすぐにコンピューターに取って代わられるわけではなく、何10年か先の出来事でしょう。
あくまで一例ですが、こういった世間的な流れを常に学んで知っているのと、今を楽しむために浪費しているのとでは、何年もしないうちに大きな差が出てしまうのは、明白です。
ですので、お金持ちは、普段質素な生活をしている代わりに、セミナーに参加し、専門家から教わり、資産を増やすために必要な本を読むなどのことには、惜しげもなくお金を使っているようです。

③決断が早く、時間を大事にしている→ダラダラとスピード感のない人は、お金もチャンスも逃してしまうのでしょう。
“チャンスの神様は前髪しかない”という例えを聞いたことがありますが、そうかもしれませんね。
このように見ていきますと、今回のテーマ「お金持ちは質素で倹約家!?」は、「お金持ちは質素で倹約家!!」だということが分かりました。
彼らは、ただお金に対してケチ(質素)なのではなく、お金の使い方に強いこだわりがあるのです。
「生き金死に金」という言葉があるように、死に金とは、ただ浪費するためのお金のことです。
生き金とは、使うことで将来的に増えたり、無駄遣いにならないように使うお金のことです。
“成金”と、“本当のお金持ち”の違いは、死に金に使うことが多いのか、生き金に使うことが多いのかの違いのようです。

そして、お金持ちと言われる人たちは、時間を大事にしている点も見逃せません。
一生という時間にしても、平均寿命からみても、おおよそ80〜90年で、せいぜい100年なわけです。
しかも、まともに生産的活動のできる寿命と言ったらさらに限られてきます。
これを健康寿命と言いますが、日本は世界トップで、男性71.1歳、女性75.5歳となっております。
そう考えると、お金は取り戻せる場合もありますが、時間はどうやっても取り戻せないのですからお金持ちが時間を大事にするのも納得できます。
つまり、まとめるとお金持ちは、稼いだお金をあるだけ使わずに、貯蓄し、それを投資に回します。
質素倹約を心がけ、小さな消費も軽んぜず、必要なものにお金を使います。
お金を稼ぎ続けたり、増やしたりするには、自分への教育が必要である、とわかっているので、勉強を欠かしません。
そして、人生の時間の短さを自覚しているので、何事にも素早い決断を重んじているようです。

年末年明けとお金も師走な今日この頃、ご参考になれば幸いです。

とういうことで、「お金持ちは質素で倹約家!?」でした。

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